2025年11月05日

SEO詐欺の次は「AI検索詐欺？」その前に本物を知っておこう

まだ「SEOで大丈夫」だと思ってない？

近場の営業さんはいまだに「SEOが大事ですよ」と言ってHP作成の提案をしてくる。 いや、間違いじゃない。間違いではないんだけど…

でも、出てくるデザインを見ると、SEOを1ミリも理解していないもの。 それを笑顔で持ってきて、「このデザイン通りにコーディングしてください」って言われるんだ。

見出しもなければ、文章の中身も「情緒に訴える」ことだけ。 肝心の商品説明はゼロ。

まぁ、そうだよね…SEOなんて詐欺の片棒みたいなサービスが
今まで多すぎたし、仕方ない。

で、私はこう思う。

「どうせAI検索も、最終的には同じ道をたどるんじゃないか？」

…そんなひねくれた挨拶はさておき、あなたが騙されないように、「AI検索って何なのか」をちゃんと書いておこうと思います。

AI検索とは？現状と基本のしくみ

AIは聞き方次第で答えが変わるし、同じ質問でも毎回同じ回答になるとは限らない。だから、「これがAI検索攻略法だ！」みたいな記事は、基本全部ウソです。

ただし、AIを使って試してみることで、「こういう構造が好まれるんだな」という傾向はつかめます。だからこそ、「ふんわりとした導線」を理解することはできる。それが、いま私たちができるAI対策の現実です。

※現在AI検索は少しづつ拡大中、GPTやBingからのアクセス拡大などアナリティクスで見る事が出来ます。 真逆に検索からのアクセスは年々低下して行っています。

なぜ文章が「AIに伝わらない」のか

これまでのWebは、「人間に伝わる文脈」を重視してきました。でも、これからは「AIに伝わる文脈」がもっと重要になります。

たとえば、「徐々に広がる感動を―」

…なんて詩的表現は、AIには通じません。むしろ「意味不明な曖昧表現」としてスルーされてしまいます。特に見出しや説明文では、避けたほうがいい。

AIに正しく伝えるためには

たとえば「〇〇はどんな会社？」とAIに聞いたとしましょう。

その時、AIは〇〇の公式サイトだけを見るわけじゃない。
口コミ、SNS、ニュース、その他の業界情報――そういったものを横断的に判断して、「〇〇会社は優良な会社です」と出力するわけです。

「書いてない情報は存在しない」のと同じ。
正しく情報提供が必要となります。 また「信頼されてないサイトは、無視される可能性が高い」ので出来うる限り信頼性の高いソース、信頼性のある評価が重要になります。

AIに好まれるサイトとは？あなたができる6つの対策

ここまで読んでもらったとおり、従来のSEOよりもAI検索は難易度がグッと上がりました。 これまでマーケティングデザイナーが得意としていた、

こういったものだけでは、もう「選ばれるテーブル」にすら乗りません。

こりに凝ったオシャレなHPでも、AIの前では無力です。

では、私たちは何もできないのか？
いいえ。時間と労力をかければ、確実に対応できます。

あなたが今できる6つの対策

1. 見出し・説明文・詳細を明確に入れる

→ どんな人向けか？どんな特徴があるか？を、AIが確実に理解できるようにする。

2. 構造化データ（JSON-LDなど）を活用する

→ 「何のページか」を、明確に機械が読める形で書いておく。※ただし、スパム的なキーワード乱用はNG。

3. 実際にAIに自分のサイトを要約してもらう

→ 1ページ毎にAIに要約させることでAIから（機械から）見たときに自社サイトがどう見えているのかを知る事が出来ます。 自社のサービスや商品と「AI要約」とズレが無いか確かめ、修正を行う。

※現実的にHPを見せても良いのですが、制作途中のPDFを読み込ませてみるという手もあります。

4. ページ速度を改善する

→ AIも遅い・重い・読みづらいページは嫌います。高速表示は重要。

5. 口コミ・レビューを集める

→ 第三者評価は非常に重要。ただし、信頼性のある形で掲載すること。

6. 露出を増やす（外部リンク・紹介記事など）

→ 広告よりも、「大手メディア」「業界記事」などで紹介されることが理想。

本当に生き残るために「AI時代のWeb戦略」とは

AI検索は、これまで人間が見逃してきた細かい情報まで「拾いにいく」時代を作っています。
● 性能比較
● 細かな仕様
● 隠れたユーザーの声

これらが全部、AI検索では「加点対象」になります。

つまり

良い商品は、ちゃんと評価されて選ばれる

悪い商品は、理由付きで淘汰されていく

そんな時代に、私たちは突入しているわけです。

広告は効きにくくなり、情報はすぐにネットの海に飲まれます。

だからこそ、あなたのサービスが「生き残れるかどうか」は、 情報を多角的に・構造的に・明確に露出できるか…

それにかかっているのかもしれません。